。 「初めての人も,うまい人も楽しめる」をコンセプトに開発したNew スーパーマリオは,“遊んでいる姿が楽しそう”という部分にも配慮している。宮本氏は,Diablo3 RMT,暗い部屋でコントローラを握り締めモニターを凝視するゲームプレイヤー像を見るたびに「いや,ゲームはこんなものじゃない!」と憤慨しているそうだ。そうしたイメージを払拭しようとする努力は「New スーパーマリオブラザーズ Wii」のテレビCMからも垣間見られるだろう。 家族みんなでワイワイ遊べる,たとえ自分のキャラが力尽きても「クッソー」といいながら笑っていられる,という部分がうまく表現できた結果,世界的なセールスに結びついたのではないかと,宮本氏は分析する。 そうした世界展開で多くの人に向けたものにするには,配慮しなければならないことも多いのではないかという疑問も生まれるが,宮本氏はとくに意識していないという。かつては差別や宗教に触れないように考えていたこともあったが,今では漢字が読めない人も遊べるようにするかどうかくらいだそうだ。無理に問題を乗り越えようとしたり,あるいは勝ったりしようと考えるよりは,独自のものとして形作るよう努力したほうが楽しく,結果的に効率も上がると宮本氏は自身の見解を述べる。 また世界展開にあたっては,日本で流行っているものとは組まないようにしているそうだ,メイプルストーリー RMT。もちろんポケモンのような例外もあるが,たとえばかつて糸井重里氏と仕事をしたときは,糸井重里というブランドではなく,あくまでも物書きのセンスを重視していたという。 売上に関しては,かつては日本:アメリカ:ヨーロッパで1:2:1だったのが,ここ最近は1:2:2になりつつあるという。日本で100万本売れれば,世界で500万本が見込める上に,次回作を作るにあたって圧倒的に有利になるとのことで,宮本氏はそういう意味では世界的なセールスは無視できなくなっているとも述べる。だからといって,世界を目指したゲーム作りをしているかといえば,宮本氏が冒頭から述べているとおり,そうではないわけでなかなか難しいところである。 今後,宮本氏が注力していく部分は,まず「マックでDS」や「イクスピアリ?ニンテンドーDSガイド」のような路線だという。これをベースに,ニンテンドーDSを使った音声ガイドを美術館におけないかといったことを考えているそうだ。また2010年春には,教室で教師のPCと生徒のニンテンドーDSを繋げる「教室システム」をリリースするとのこと
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