2013年2月23日土曜日

稲船敬二氏は,今何を考え,何を目指し,どこへ向かっていくのか離脱から5か月。氏の現在の活動を聞いて

。ツラく苦しい産みの喜びを,再び手にするために。  そんな,「有言実行」を地で行く生き方を見せる稲船敬二氏のインタビューを,以下にお届けしよう。 :  前回お会いしたときから約4か月(編注:インタビューは2011年2月9日に行われている),再びお時間をいただけてありがとうございます。会社を興した(※)というのは先のメールで聞きましたが……今回は予定外のことはないですよね? (※2011年4月1日に,会社のサイトも公開された。comcept()とintercept()という二つの会社である) comcept CEO コンセプター 稲船敬二氏 稲船氏:  ありませんよ(笑)。 :  そのほかには,何をしてたんでしょうか。 稲船氏:  南の島に行ってゆっくりしてた……と言いたいところですけど,なにせそういう性格ではないので(笑)。新しい何かができないかと,バタバタといろいろな人に会っていました。 :  主にゲーム業界の人に,ですか? 稲船氏:  そうですね,今まで培ってきた人脈もありますし。逆に,カプコン在籍時には会えなかった人にも積極的に会えたので,いろいろな業界や仕事の話ができた感じです。 :  いろいろな業界というのは,でおっしゃっていたように,ゲームに限らない業界の方というわけですか。 稲船氏:  ええ。ゲーム業界に近いけど,ちょっと離れている……そんな業界の方達ですね。でもどちらかというと,こちらから積極的に会いに行ったというよりは,おかげさまと言いますか,あの記事のおかげで,「会って話が聞きたい」といろいろな方から言われまして。 :  そう言っていただけるのは,なによりです。 稲船氏:  それらのお誘いをほぼ断らずに,いろいろな業界の方とお話させていただきました。そこから,メイプルストーリー RMT,何か自分が大きくなるキッカケはないかな,と考えながら,アラド RMT。 :  ちょっと言い方が難しいんですが,今回カプコンから出ることで,改めて稲船さんの価値が世に問われたわけだと思うんです。 稲船氏:  はい,確かにそうなると思います。 :  お話しを聞いている限り,概ねうまくいっているようですね。 稲船氏:  そうですね。カプコンを辞めたことで,なんというかFA宣言したようなもので(笑)。カプコンではショートで三番だったわけですが,外に出ることによって,ショートに限らず,外野はできるかとか,ピッチャーをやってみないかとか,四番を打ってみないかとか,決められていたポジション以外の話をしていただけるようになったと思います
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