2013年2月20日水曜日

極私的コンシューマゲームセレクション:第1回「ファイアーエムブレム 暁の女神」_2

。 物語全体のあらすじを簡単に説明しておくと,前作である蒼炎の軌跡は,テリウス大陸の北方に位置する二つの王国,デインとクリミアの両国の衝突を描いている。狂王アシュナード率いるデイン軍が突如クリミアに侵攻し,テリウス大陸全土が混乱に陥るという内容である。前作の主人公のアイクと彼の率いる傭兵団は,その戦乱に巻き込まれる形でクリミアの解放戦争に参加,そしてデインへの逆侵攻という道筋をひた走るのだ。 暁の女神では,そんな前作で“悪役”だったデイン王国から物語はスタート。先の大戦で敗北したデイン王国は,宗主国たるベグニオン帝国の統治下におかれ,駐屯軍による圧政に苦む日々が続いていた,maplestory RMT。それを見かねた今作の主人公ミカヤは,義賊「暁の団」を組織し,王都ネヴァッサの貧民窟での決起に至るというのが,大まかな内容だ。 蒼炎の軌跡の3年後の物語が描かれる本作では,戦乱の渦はさらに大規模なものへと発展していく。「ベオク」(いわゆる人間)と,獣/鳥/竜に姿を変えられる半獣半人の「ラグズ」。この二つの種族の間で昔から続いている人種差別や争いも,根底に流れるテーマの一つだ  本作のシナリオは,全4章で構成されている。第一章では暁の団のミカヤとザザが,第二章ではクリミア女王エリンシアが,第三章では解放戦争を戦った英雄アイクがそれぞれ主人公を務めるという形だ。そして第四章からは,第三章までの主人公すべてを巻き込みつつ,物語が核心へと進んでいくのである。 最初は数人しかいない味方も,章が進むにつれてさまざまなキャラクターが参戦する。兵種や地形も複雑になっていき,徐々に手応えを感じるようになるという,絶妙なゲームバランスはさすがの一言である。今作も,「一度死んだら生き返らない」に代表される硬派なシステムをベースに,非常にやりごたえのある内容に仕上げられている印象だ。 ■戦い,成長し,また戦う。 ■魅力的なキャラクター達と共に戦乱を駆け抜けろ ファイヤーエムブレムの基本システムとして定着した感のある「絆システム」。絆を結んだユニットが近くにいると,より戦闘を有利に進められるのだ。絆がより深まるほどに個性豊かな「会話」も楽しめるので,誰と誰を組み合わせるか,戦闘で勝つこと以上に悩んだりする 本作の基本的な流れは,マップごとに演出,準備,戦闘といったパートを繰り返す形で,前作までのスタイルをそのまま踏襲するオーソドックスなものとなっている。 準備パートでは,アイテムの売買や武器の錬成といった戦闘の下準備ができるほか,各キャラクターの背景を描く「会話」が楽しめる点も前作と同じ
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